Common App(コモンアップ)とは、アメリカの大学に出願する際、多くの大学で利用されている共通出願システムです。

アメリカの大学進学について調べ始めると、「Common App」という名前を目にする機会は多いでしょう。

しかし、

  • 何のためのサービスなの?
  • なぜ多くの大学で使われているの?
  • どんなことができるの?

と疑問に思う方も少なくありません。

この記事では、Common Appの基本的な仕組みや役割を解説します。

入力方法やエッセイ、課外活動(Activities)などの詳しい書き方は別記事で紹介しますので、まずは「Common Appとは何か」を全体像から理解していきましょう。

Common Appとは?

Common App(Common Application)は、アメリカの大学へ出願する際に利用できる共通出願システムです。

1つのアカウントを作成し、基本情報や高校での成績、課外活動(Activities)、エッセイなどを入力すると、その情報を複数の大学へ提出できます。

日本の大学のように大学ごとにまったく別の出願システムを使うのではなく、共通のプラットフォームからまとめて出願できるのが大きな特徴です。

毎年100万人以上の学生が利用しており、アメリカ国内だけでなく、世界中の受験生がCommon Appを通して大学へ出願しています。

Common Appを一言でいうと
「複数の大学へまとめて出願できる共通出願システム」

なぜCommon Appがあるの?

アメリカでは、複数の大学へ同時に出願することが一般的です。

もし大学ごとに異なる出願システムしかなければ、そのたびに氏名や住所、高校情報、成績、課外活動などを一から入力しなければならず、受験生にとって大きな負担になります。

そこで誕生したのがCommon Appです。

  • 基本情報を一度入力すれば、多くの大学へ共通の情報を送れるようになり、出願手続きが効率化された
  • 出願情報の形式が統一されるため、大学は多くの応募者の情報を効率よく確認・審査できる

Common Appで何ができるのか

Common Appでは、アメリカの大学出願に必要な情報を一つのアカウントで管理できます。

大学ごとに多少の追加項目はありますが、基本的な情報は一度入力すれば複数の大学で共有できます。

主にできることは、次のとおりです。

基本情報を登録する

氏名や住所、生年月日、家族構成など、出願に必要な基本情報を入力します。

高校の情報や成績を入力する

現在通っている高校や履修している科目、成績などを登録します。

高校から提出される成績証明書(Transcript)も、出願時に重要な書類となります。

課外活動(Activities)を登録する

部活動やボランティア活動、アルバイト、インターンシップなど、高校生活で取り組んだ活動を入力します。

アメリカの大学では、学業だけでなく課外活動も合否を判断する重要な要素の一つです。

エッセイ(Personal Essay)を提出する

Common Appでは、多くの大学で共通して利用できるパーソナルエッセイを提出します。

大学によっては、このほかに追加エッセイ(Supplemental Essay)が求められることもあります。

推薦状や成績証明書を提出する

高校の先生やカウンセラーに推薦状の提出を依頼したり、必要書類を提出したりできます。

大学ごとの追加質問に回答する

志望学部や入学時期の希望など、大学独自の質問に回答します。

大学によっては、追加のエッセイや奨学金に関する質問が用意されている場合もあります。

出願を提出し、進捗を管理する

入力内容を確認したら、オンラインで大学へ出願します。

提出状況や、どの大学への出願が完了しているかもCommon App上で管理できます。

利用できる大学

Common Appは、多くのアメリカの大学で利用されています。

現在では、1,000校以上の大学・カレッジがCommon Appに参加しており、アメリカ国内だけでなく、一部の海外大学でも利用されています。

日本人にも知名度の高い大学では、例えば次のような大学がCommon Appに対応しています。

  • Harvard University(ハーバード大学)
  • Stanford University(スタンフォード大学)
  • Princeton University(プリンストン大学)
  • Yale University(イェール大学)
  • Columbia University(コロンビア大学)
  • University of Chicago(シカゴ大学)
  • New York University(ニューヨーク大学)
  • Boston University(ボストン大学)
  • Northeastern University(ノースイースタン大学)

このように、アイビーリーグをはじめ、多くの有名大学で利用されています。

すべての大学が対応しているわけではない

一方で、アメリカのすべての大学がCommon Appを利用しているわけではありません。

例えば、カリフォルニア大学(UC)は独自の出願システム(UC Application)を採用しており、Common Appから出願することはできません。

また、一部の大学では、Common Appではなく独自のオンライン出願システムを利用している場合があります。

まとめ

Common Appは、アメリカの大学出願で広く利用されている共通出願システムです。

この記事のポイントをまとめると、次のとおりです。

  • Common Appは、複数の大学へ出願できる共通出願システム
  • 基本情報や課外活動(Activities)、エッセイなどを一つのアカウントで管理できる
  • 1,000校以上の大学が採用しているが、すべての大学が対応しているわけではない
  • 大学ごとに追加の質問やSupplemental Essayが求められることがある
  • Personal EssayやActivitiesなどは時間がかかるため、早めの準備がおすすめ

Common Appは入力項目が多く、出願準備には時間がかかります。

今後は、Common Appの登録方法、Activitiesの書き方、Personal Essay、Supplemental Essayなど、それぞれの項目について詳しく解説していきます。ぜひあわせてご覧ください。