日本の家族や友人に荷物を送りたいけど、やり方がよくわからない。
英語のサイトを操作するのが不安。
どの箱を選べばいいの?
そんな方に伝えたいのは、USPS(アメリカの郵便局)からの国際発送は、思っているより全然難しくないということです。
この記事では、アメリカから日本への荷物の送り方について、下記の3点を説明します。
- サービスの選び方と箱のサイズ
- 送れないものの確認
- ラベルの作り方から郵便局での発送まで(全ステップ)
アメリカの郵便局USPSとは?

USPS(United States Postal Service)はアメリカ連邦政府が管理する郵便機関です。
FedExやUPSと並ぶ主要配送サービスのひとつで、国内外の荷物を送ることができます。
日本への発送もUSPSから手軽にできます。箱は郵便局で無料でもらえるので、追加コストもかかりません。
どのサービスを選ぶ?
日本へ荷物(パッケージ)を送る場合、主に2つのサービスがあります。
| サービス | 日数の目安 | 料金の特徴 |
|---|---|---|
| Priority Mail International | 6〜10営業日 | フラットレートが使える。コスパ良し |
| Priority Mail Express International | 3〜5営業日 | 速いが高め。箱サイズはフラットレート対象外 |
ほとんどの場合はPriority Mail Internationalで十分です。
急ぎでなければこちらを選びましょう。
箱のサイズと送料の目安

USPS指定の箱を使うフラットレート(Flat Rate)が便利です。
重量の上限内であれば、重さに関係なく箱のサイズで料金が決まります(Small Boxは最大4ポンド、Medium・Large Boxは最大20ポンド)。
| 箱のサイズ | 郵便局窓口での料金 | 外寸サイズ |
|---|---|---|
| Small Box | $51.40 | 約8.5″ × 5.4″ × 1.6″(最大4ポンド) |
| Medium Box(縦型) | $96.40 | 約11″ × 8.5″ × 5.5″(最大20ポンド) |
| Medium Box(横型) | $96.40 | 約13.6″ × 11.9″ × 3.4″(最大20ポンド) |
| Large Box | $121.30 | 約12″ × 11.75″ × 5.5″(最大20ポンド) |
(2026年時点の料金。最新の送料はUSPS公式サイトのCalculate a Priceで確認できます。)
箱は郵便局で無料でもらえます。入口付近に置かれていることが多いです。Padded Envelope(クッション封筒)などは置いていないこともあるので、オンラインで注文するとよいでしょう(送料無料)。
Flat Rateで送る場合は、箱に「FLAT RATE BOX」と印刷されているか必ず確認してください。
送れないものを確認する
梱包の前に、以下のものが含まれていないか確認しましょう。
- 危険物・爆発物
- 薬物・麻薬
- 水銀を含む機器(体温計など)
- マニキュアや香水(アルコール成分を含むもの)
- タバコ・電子タバコ
- アルコール飲料
- 生鮮食品・肉類(エキスを含むものも)
- 現金・小切手
詳細や不明な場合は、USPS国際配送制限のページでご確認ください。
荷物を送る手順
梱包前の準備
箱に荷物を詰めながら、各アイテムについてメモしておきましょう。
- アイテム名(英語)
- 金額(ドル)
- 重量(ポンド・オンス)
- 原産国(タグに記載されていることが多い)
後でラベルを作成するときに必要になります。キッチンスケールで重量を確認しておくとスムーズです。
荷物を送るステップ
- USPS Click-N-Shipにログイン
Click-N-Shipにアクセスし、USPSアカウントでログインします。
アカウントがない場合は、無料で作成できます。 - 送り先を入力
ログイン後、「Start Shipping」の画面で送り先(Ship To)の情報を入力します。
- 「Save to Address Book」にチェックを入れておくと、次回から入力が省けます
- 「Reference Number / Note」欄に入力した内容はラベルに印字されます(任意)
入力が終わったら「Create This Label」をクリックして次に進みます。
- 危険物(HAZMAT)の確認

危険物の有無を聞かれるので、「Yes」「No」のいずれかを選びます。
- 該当する例:電池、香水、塗料、エアゾールなど
- 水銀(体温計、気圧計、血圧計などに使われていることがあります)は送れないので要注意
通常の衣類やお菓子などを送る場合は、「No, I am not shipping anything potentially hazardous」を選びます。
- アイテムの詳細を入力(Items)
まずContent Type(内容物の種類)を選びます。家族や友人への私物を送る場合は「Gifts」を選びましょう。「Merchandise(商品)」は商用発送と受け取られる可能性があるため、プライベートな贈り物として送る場合はGiftsを選ぶのが適切です。
「Add Item」をクリックすると、アイテムごとに詳細を入力する画面が開きます。
- Do you have an HS Tariff Code for this item?:わからない場合は「No」でOK
- Item Description:商品名を英語で入力(30文字以内)
- Quantity:数量 Total Item(s) Weight:重量(ポンド/オンス)
- Total Item(s) Value:金額(ドル)
- Country of Origin:原産国(商品のタグや表示を参考に)
- Select a category / sub-category:商品のカテゴリーとサブカテゴリー
入力内容に問題がなければ「Item ready to add」と表示されます。「Add Item」で追加し、送るものをすべて登録したら次に進みましょう。

商品名 数 重量 金額 原産国 カテゴリー Cashew nuts 1 1lbs 0oz $8.99 India Food & Groceries → Fruit & Nut Mix T-Shirt 1 0lbs 6oz $30 Bangladesh Clothing & Accessories → Men’s & Boys’ Jackets, Shirts & Suits Cookies 1 0lbs 5.6oz $5 USA Food & Groceries → Chocolate & Cocoa Products - 梱包情報を入力(Packaging)
- Ship Date:荷物を持ち込む予定日を選択します(今日から7日先までの日付を選べます)
- Package Value:保険のための申告金額を入力します(上限$5,000)
- Packaging Options:生き物・生鮮品やご遺骨を送る場合のみチェックします(通常は不要)
- 梱包方法を選びます
・USPS Flat Rate Box or Envelope:USPS指定の箱や封筒を使う場合。料金は箱のサイズで決まる
・Other Type of Box or Envelope:自分で用意した箱を使う場合。料金は重量とサイズで決まる
フラットレートで送りたい場合は「USPS Flat Rate Box or Envelope」を選びましょう。
- サービスを選択
希望のサービスと、使用する箱・封筒のサイズを選びます。
- 「Filter by」「Sort by」で、価格順・お届け日数順に絞り込み・並び替えができます
- 例えば「Priority Mail International Medium Flat Rate Box」を選ぶと、料金が表示されます(今回の例では$96.40)
- 「Extra Services」では追加の保険などを選べます(Additional Insuranceなど。料金は内容によって変動)
- 税関情報を入力(International & Customs Information)
ここでは、税関に必要な情報を入力します。項目が少しわかりにくいので、それぞれの意味を説明します。
- Non-delivery Handling(届かなかった場合の対応)
「Return(送り主へ返送)」か「Abandon(現地で廃棄)」を選びます。判断に迷う場合は、荷物を取り戻せる「Return」を選んでおくと安心です。 - This shipment requires an export license(輸出ライセンスが必要か)
個人が日用品やお菓子などを少量送る場合は、基本的にチェック不要です。 - AES Exemption(米国の輸出申告免除区分)
「NOEEI 30.37(a): Package value is less than $2,500」を選んでおけば、荷物の総額が$2,500未満の場合に該当し、追加の手続きは不要です。デフォルトのままでOKです。 - I am a commercial sender(商用発送者かどうか)
家族や友人へのプライベートな発送であれば、チェック不要です。商品を販売目的で送る場合のみチェックします。

- Non-delivery Handling(届かなかった場合の対応)
- カートに追加して支払いへ
入力内容が「Label Summary」にまとまり、合計金額が表示されます。内容を確認したら「Add to Cart」→「Pay Now」の順に進み、支払いを完了させます。
クレジットカード・デビットカード・PayPalなどが利用できます。支払いが完了すると、ラベルを印刷できます。
- ラベルを準備する
- ラベルは複数枚印刷されます
- まとめて透明なビニール袋(ポーチ)に入れ、箱の上面に貼り付けます
- 透明な袋がない場合は、印刷したラベルを持参すれば、郵便局の窓口でビニール袋に入れてもらえます(ラベルは事前に切っておきましょう)
- 郵便局に持ち込む
USPSの窓口へ荷物を持っていき、発送を依頼します。
英語が不安な方は、以下のフレーズをそのまま使えます。
“Hi, I’d like to send this to Japan.”
“Hello, I’m just dropping this off.”
荷物の追跡
発送後は以下の2つのサイトで追跡できます。
- USPSのトラッキングサイト:アメリカ国内にある間はこちらが詳細
- 日本郵便のトラッキングサイト:日本に到着後はこちらが詳細
荷物がどちらの国にあるかによって、見るサイトを切り替えるとよいです。
まとめ
USPSで日本へ荷物を送る手順をまとめると、こうなります。
- 送るものを決め、箱のサイズと送料を確認
- 梱包しながら、各アイテムの情報をメモ
- Click-N-Shipでラベルを作成・印刷
- 郵便局に持ち込んで発送
初めての方は少し手間に感じるかもしれませんが、2回目からはスムーズに作業できるようになります。日本の大切な人へ、ぜひ送ってみてください。
