初めてのアメリカ出張や駐在で、レンタカーを借りるのが不安ではありませんか?アメリカでのレンタカー利用が初めての方にとっては、「どこで車を受け取るの?」「返却時に注意することは?」と疑問が尽きないでしょう。本記事では、アメリカでスムーズにレンタカーを借りるための手続きやポイントを詳しく解説します。
アメリカのレンタカー会社の特徴

アメリカには多くのレンタカー会社があり、それぞれの特徴や強みが異なります。目的や予算に合わせて最適な会社を選ぶことが重要です。
レンタカー会社は大きく分けて 「プレミアム系」「中価格帯」「格安系」 の3つのグループに分類できます。
プレミアム系(高級&サービス重視)
価格は高めだが、車両の品質やサービスが良い
1.Hertz(ハーツ):業界最大手。車両の種類が豊富で高級車やSUVも充実。Hertz Gold Plus Rewardsの会員になると、ポイントが貯まり、アップグレードが可能になることもある。
2.Avis(エイビス):空港のカウンターが多く、出発・返却がスムーズ。アプリで事前に車両を選べるサービスあり。
3.National(ナショナル):ビジネス向けに便利で迅速なレンタルサービスを提供。
✔長距離ドライブで快適な車に乗りたい
✔ 充実したカスタマーサービスを求める
✔ 企業の出張などで利用する(法人契約あり)
中価格帯(コスパ&バランス重視)
価格とサービスのバランスが良く、旅行者向けに最適
1.Alamo(アラモ):旅行者向けプランが多く、特に日本人利用者が多い。
2.Enterprise(エンタープライズ):空港以外の拠点も多く、地域密着型。長期レンタルにも対応。
3.Thrifty(スリフティ):Hertz傘下で、価格がやや安め。中級クラスの車をリーズナブルに借りられる。
✔ある程度の快適さを求めつつ、コストも抑えたい
✔旅行でのレンタカー利用が中心
✔ ある程度のブランド信頼性を重視
格安系(とにかく安さ重視)
価格は安いが、サービスや車両の状態にばらつきあり
1.Dollar(ダラー):Hertz系列の格安ブランド。サービスはシンプルだが、価格は安め。
2.Budget(バジェット):エイビス系列で、リーズナブルな価格帯。車両の年式がやや古めのこともある。
3.Fox Rent A Car(フォックス):最安レベルのレンタカー会社。ただし、空港から少し離れた場所にあることが多い。
✔とにかくレンタカー料金を抑えたい
✔車の新しさやカスタマーサービスにこだわらない
✔ 旅行日程に余裕があり、多少の手間を許容できる
レンタカー会社の選び方のポイント
1.目的に合わせて選ぶ
長距離ドライブ、出張や家族旅行 → 快適なプレミアム系(Hertz, Avis, National)
コスパ重視の旅行者 → 中価格帯(Alamo, Enterprise, Thrifty)
とにかく節約したい → 格安系(Dollar, Budget, Fox)
2.受け取り場所と営業時間を確認
空港で受け取りたい場合は、空港カウンターが充実している会社を選ぶ。
格安レンタカーは空港から遠い場合があるため、シャトルバスの有無を確認。
3.保険・追加料金をチェック
格安レンタカー会社は基本料金が安くても、追加オプションで高くなることがあるので要注意。
プレミアム系は保険込みのプランが多く、結果的にお得な場合も。
4.口コミや評判を調べる
レンタカー会社によっては、車の清掃状態やスタッフの対応が悪いこともあるため、事前に口コミをチェック。
レンタカー予約はExpediaが便利!その理由とは?
アメリカでレンタカーを予約する際は、Expedia(エクスペディア)を利用するのが便利です。各会社の公式サイトからももちろん予約ができますが、Expediaなら、複数のレンタカー会社の価格を一度に比較できるのでおすすめです。
Expediaのポイント制度(One Key Cash)を活用すれば、次回の旅行でもお得に利用できるメリットあり。
Expediaを使うメリット
複数のレンタカー会社を一括比較できる
→ 価格や条件を見比べて、最もお得なレンタカーを選択可能
オンライン予約が簡単で、手続きがスムーズ
→ 公式サイトと違い、複数の会社を比較しながら即時予約できる
One Key Cash(Expediaのポイント)が貯まる
→ フライトやホテルと一緒に予約すると、さらにお得
旅行プランを一元管理できる
→ フライトやホテルとセットで予約すれば、管理が楽
Expediaのレンタカーの評判は?
Expediaを利用した人の口コミを見てみると、多くの人が「価格比較がしやすい」「お得なプランが見つかる」と評価しています。一方で、「希望の車種を確約できない場合がある」「公式サイト経由の方が会員特典を受けやすい」といった声もあります。
Expediaを使う際の注意点(デメリット)
細かいオプションの選択ができないことがある
→ 例えば「このメーカーの車が良い」などの細かい指定は難しい場合がある
レンタカー会社の会員特典が適用されない場合がある
→ HertzやAvisの上級会員向けの特典が受けられないケースがある
キャンセルポリシーを事前に確認する必要がある
→ 予約後の変更・キャンセル条件がレンタカー会社ごとに異なる
Expediaでのレンタカー予約方法
Expediaでレンタカーを予約するのは簡単です。
受取場所、日程、時間を入力して「Search」ボタンをクリック
左のメニューバーから、車種やレンタカー会社の絞り込みをおこなえます。
口コミ指数を確認することも可能。
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レンタカー予約に役立つ英単語一覧
レンタカーを予約する際、英語での表示に戸惑うこともあるかもしれません。以下の単語やフレーズを知っておけば、予約手続きが簡単になります。
英単語・フレーズ | 日本語訳 | 説明 |
---|---|---|
Free Cancellation | 無料キャンセル | 予約後、無料でキャンセルできるオプション。キャンセル料がかからない。 |
Pay at pick-up | 受け取り時支払い | 予約時に支払うのではなく、車を受け取る際に料金を支払うオプション。 |
Pay now and save | 今すぐ支払うと割引 | 事前に支払うことで料金が割引されるオプション。 |
Free cancellation up to pick-up | 受け取り時まで無料キャンセル可 | 受け取り時刻の直前までキャンセル料が発生しないオプション。 |
Insurance | 保険 | レンタカーに含まれる保険または追加保険。事故やトラブル時の補償。 |
Collision Damage Waiver (CDW) | 衝突損害免責 | 車両に損害があった場合、保険で補償されるオプション(追加料金がかかることも)。 |
Full to Full | ガソリン満タン返却 | 車両を受け取る際にガソリンを満タンにし、返却時も満タンにして返す方式。 |
Unlimited mileage | 無制限走行距離 | 走行距離に制限がないオプション。 |
Deposit | デポジット(保証金) | 車両の予約時や受け取り時に預ける金額(返却時に返金される)。 |
Pick-up location | 受け取り場所 | 車を受け取る場所。空港やホテルなどで受け取り可能な場合も。 |
Drop-off location | 返却場所 | 車を返却する場所。選べる場合、異なる場所に返却できることも。 |
ガソリンについて
「ガソリンを入れる時間がない!」
レンタカーを返す際に、商談が長引いたり、飛行機の時間が迫っていたりすると、給油の時間が取れないこともあるでしょう。
最も経済的なのは、自分でガソリンを満タンにして返却する方法ですが、時間がないことや、慣れない土地でガソリンスタンドを探す手間を省くためにも、返却時に満タンにせず、そのまま返せるオプションを検討するのも一つの方法です。
車の予約時、またはカウンターでオプションを選ぶことができます。
オプションプラン | Hertz (ハーツ) | Avis (エイビス) | Enterprise (エンタープライズ) |
---|---|---|---|
事前支払い (Prepaid) | 事前に1タンク分の燃料代を支払い、どの燃料残量でも返却可能。未使用の燃料の返金はなし。 | 事前に満タン分の燃料代を支払い、どの燃料残量でも返却可能。 未使用の燃料の返金はなし。 | 事前に満タン分の燃料代を割引価格で支払い、どの燃料残量でも返却可能。未使用の燃料の返金はなし。 |
セルフ給油 (Self service) | 返却前に自分で給油すれば、追加料金なし。 | 返却前に自分で給油し、レシートを提示すれば追加料金なし。 | 受け取ったときの燃料レベルまで給油して返却すれば、追加料金なし。 |
レンタカー会社による給油 (Refueling Service) | そのまま返却すると、ハーツが燃料を補充。ただし、燃料代の上にサービス料がかかるので、通常のガソリン価格より高めになる。 | 走行距離が75マイル(約120km)未満の場合、EZ Fuelオプションを選ぶと、一律の料金(例:15.99ドル)を支払い、給油をせずに返却可能。 | 給油せずに返却すると、使用分の燃料費を請求される。ただし、料金は通常のガソリン価格より高め。 |
アメリカ レンタカー 空港での受取りと返却
空港での受け取り方法
主要空港では、レンタカー会社のカウンターがターミナルから離れた場所にあり、シャトルバスで移動する場合が多いです。余裕をもって移動時間を考慮しておくと安心です。
「Ground Transportation」や「Rental Car Center」、「Shuttle to Rental Cars」の案内表示に従いましょう。
予約確認書(印刷またはスマホ画面)を提示。
必要な書類(免許証、クレジットカードなど)を提出。
保険やオプションを確認。
駐車場で指定の車を受け取り、車両の傷やへこみがないかをチェックし、必要なら写真を撮っておきます。
空港での返却方法

返却前にガソリン満タンが必要な場合は、近くのガソリンスタンドで給油。
予約時に指定した返却場所へ向かい、「Rental Car Returns」の案内標識に従う。
車内の荷物を忘れずに確認。
営業時間内ならスタッフに車を引き渡し、最終確認。
営業時間外の場合は、ロックをしてからキーを指定のドロップボックスに投函。
返却後、請求内容が正しいかメールやアカウントで確認。
アメリカでのレンタカーに便利なグッズ
アメリカでレンタカーを利用する際、快適なドライブをサポートするアイテムを準備しておくと安心です。その中でも特に役立つのが「スマホホルダー」 と 「充電パワーバンク」 です。
スマホホルダー
基本的に、アメリカのレンタカーにはカーナビ(GPS)は標準装備されていないことが多いので、スマホのGoogle マップやWazeのアプリを使うことになります。
タイプ | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
エアコン吹き出し口タイプ | 取り付け簡単、視線を下げずにナビを確認できる | 車によってはエアコンの風向きが制限されることも |
吸盤・ゲル式タイプ | ダッシュボードやフロントガラスに設置できる | 吸盤が滑ることがあるので、しっかり固定できるか確認 |
マグネット式タイプ | スマホを片手で簡単に取り外し可能 | スマホケースに鉄板を貼る必要あり |
おすすめは「エアコン吹き出し口タイプ」か「吸盤タイプ」

iOttie Easy One Touch(吸盤タイプ)
フロントガラスやダッシュボードにしっかり固定

Belkin MagSafe Car Vent Mount(マグネット式)
iPhone MagSafe対応ならこれが便利!
充電パワーバンク(モバイルバッテリー)
パワーバンクが必要な理由
・長距離ドライブでスマホのバッテリーがすぐ減る
・車にUSBポートがない場合がある
・ナビや音楽再生でスマホの消費電力が増える

Anker Power Bank(PowerCore 10000)(
小型&急速充電対応
アメリカのレンタカー まとめ
アメリカでのレンタカー利用は、事前に受け取り・返却の流れを把握しておけばスムーズに利用できます。特に、空港での手続きや返却時のポイントを押さえておくと、安心して利用できます。
- 快適さ重視 → Hertz, Avis, National
コスパ重視 → Alamo, Enterprise, Thrifty
安さ重視 → Dollar, Budget, Fox - Expediaを活用して最適なレンタカーを予約
- 受け取り・返却の流れを事前に把握
- 給油ルールを理解しておく
自分で満タンにして返却するのが最も経済的。時間がない場合は、プリペイドオプションも検討。
Expediaを利用すれば、複数のレンタカー会社の料金を比較しながらお得に予約ができるので、おすすめです。