アメリカパスポートの更新 【16歳未満】

アメリカで生まれた子どもは、アメリカのパスポート(US passport)を取得する必要があります。
16歳未満の場合、更新は5年ごとに行います。

パスポートの有効期限が近づき、更新をどうしようと気になっている方もいらっしゃるのでは?
パスポートの残存有効期間が十分にないと、出国できないこともあるようです。

この記事を読んで分かること

アメリカ国内で16歳未満の子どものパスポートを更新する際の:
・必要書類
・予約の取り方
・申請時のポイント

アメリカのパスポートについての情報は、U.S.Department of Stateのサイトで確認できます。

更新に必要な書類

16歳未満の子どものパスポートの更新は、郵送で申請をすることができません。
両親、または親権者と共に、直接申請をする必要があります。
(片方の親しか申請に立ち会えない場合は、DS-3053の追加の書類が必要になります。)

では、申請に必要な書類を確認していきましょう。

1.DS-11の申請書
U.S. Department of Stateのサイトで入手できます。
「Form filler」を使ってオンラインで記入、またはpdfファイルをダウンロードして手書きで記入をします。(黒のインク)

注意)事前にサインをしないこと!申請時に、担当者の前でサインをします。

2.アメリカ国籍であることの証明書:下記のいずれかが必要(原本+コピー1部)
・子どもの既存のアメリカパスポート
・子どものアメリカの出生証明書(Birth Certificate)

原本は、パスポートが受理された後8週間以内に、別送で送り返されます。

3.親権者との関係を証明できる書類 下記のいずれかが必要(原本+コピー1部)
・子どものアメリカの出生証明書(Birth Certificate)
・外国の出生証明書(日本語の書類の場合は、要英訳)

4.親権者の身分証明書 ID 下記のいずれかが必要(原本+コピー1部)
・有効期限が切れていない運転免許証
*コピーは、運転免許証の表裏が必要+両面印刷は不可
・有効期限が切れていないアメリカのパスポート

5.申請用の写真
・6ヶ月以内に撮影された2x2インチの写真
・公式の要件に合致した写真であること
U.S. Department of Stateのサイトに要件が書かれています。
注意)写真はDS-11の書類に貼らないこと!申請時の担当者が確認後に書類に貼付します。

6.費用
・パスポートの申請費用は、個人のチェック、またはマネーオーダーで払うので、チェックの持参をお忘れなく。
・申請の手続き費用は、クレジットカードまたはデビットカードで支払いできるところもあります。

今回、USパスポートの更新のために、実際に用意、持参したものを紹介します。
1.DS-11の記入済み書類
2.子どもの現存パスポート
→申請書と共に送られ、新しいパスポートが発行された後まで返ってこないので、手元にコピーを置いておくことをお勧めします。
3.子どもの出生証明書の原本とコピー
→原本はその場で返してもらえました。理由を聞くと、現存のパスポートがあるから、コピーで良いとのこと。
4.写真
5.両親のID(運転免許証)の原本とコピー
6.チェック
→パスポート申請用のチェックには、Pay to the Order of – U.S. Department of Stateを事前に記入し、メモ欄に、子どもの名前、誕生日を記載しておきました。

申請にかかった時間は、10分弱で、とても早かった!

どこで更新できるか

アメリカでパスポートを更新する場所はいくつかあります。
郵便番号から、このサイトで近くにあるパスポート更新ができる場所を検索できます。

  • 郵便局
    自宅近くの郵便局(USPS)で予約を取るのが、一番簡単な方法です。
  • 市役所
    市のオフィスで、パスポート更新を行っていることがあります。
  • (パスポートセンター)
    緊急の生死に関わる状況、または緊急の旅行計画がある場合にのみ、予約を取ることができます。

郵便局(USPS)でパスポート申請の予約の取り方

郵便局 (USPS)での、パスポート申請・更新の予約は、1ヶ月前からオンラインで取ることができます。
場所によって、平日のみ、または土曜日も予約を入れられるところがあります。
予約なしで申請できる、Walk-inの時間帯を設けているところもありますが、どれぐらいの待ち時間があるのかは分かりません。

予約はすぐに埋まります。早めに予約を入れるようにしましょう。

USPSでのパスポート予約を入れる方法
  • STEP 1

    “Schedule an Appointment”をクリック

  • STEP2
    Choose a Service サービスの選択
    Service Type – “New Passport Only”を選択し、16歳未満の申請人数を入力する
    (Passport Renewalを選択すると、予約を取れませんとのメッセージが出ます)
    usps-new-appointment
    usps-minor-number
  • STEP 3
    予約を探す
    1.場所から探す場合
    usps-find-by-location

    2.日付から探す場合 – 希望の日付を先に選び、その後に場所を選択します。

    usps-by-date
  • STEP 4
    時間を選択する
    usps-appt-time
  • STEP 5
    名前、emailアドレス等の情報の入力をして、予約完了
    usps-identity

USPSのサイトで予約を取るのに、サイトがおかしいのか、エラーばかりで取れない時がありました。その時は、最終的に、郵便局の中にあるキオスクで予約を取ることができました。

下記の記事をご参照ください。

パスポート更新にかかる時間

2024年2月現在、更新にかかる時間は、6週間から8週間と言われています。
(Expedited – 急送の追加料金を払った場合:2週間から3週間)
U.S. Department of Stateのサイトで確認できます。

申請の進捗状況は、Travel.State.Govで確認しましょう。

進捗の確認に必要なもの
  • Last Name 姓名
  • Date of Birth 誕生日
  • Social Security Number (Last 4 digits) ソーシャルセキュリティー番号の下4桁

進捗を確認できるようになるまでに、申請日から約2週間かかります。

Travel.State.Govで進捗を確認し、【Application Status: Not Available】とまだ確認ができなかった場合、同じ画面内にある【Subscribe to Email Updates】にメールアドレスを登録しておくと、進捗がメールで送られてきます。

passport-status

<追記>
2024年2月最終週に申請をして、その2週間後にパスポートが届きました。今回はかなり早かったです。
USPS Priority Mail – Flat Rate Envelopeでの発送でした。

<さらに追記>
新しいパスポートが届いた2週間半後に、穴を開けられた古いパスポート(アメリカ国籍保有の証明として提出したもの)が、普通郵便で届きました。

パスポート用の写真はどこで撮る?

アメリカのパスポート用の写真は、2x2(インチ)で、頭が1インチから13/8インチ(22 mmから35mm)、または画像の総高さの50%から69%の位置にあるようにサイズ調整されていないといけないなど、いろいろ規定があります。

CVSやWalgreensでパスポート用の写真を撮ると、パスポートの規定に合うように撮ってくれるので、便利です。写真を撮る前に、どこの国のパスポート用の写真なのかと聞かれるはずです。

CVS Photo
Walgreens Photo
UPS

郵便局でもパスポートの写真を撮ってくれます。
予約を取る時に、「New Passport with Photo Services」を選択します。

usps-appointment-with-photo

アメリカパスポート更新 【16歳未満】の申請方法 まとめ

  • アメリカのパスポートは、16歳未満は5年ごとに更新が必要。
  • 16歳未満のパスポートの申請・更新は、郵送ではできなく、直接申請する必要がある。
  • 申請費の支払いは、チェックまたはマネーオーダー。
  • 予約は郵便局(USPS)で取るのが良い。
    →予約はすぐに埋まるので、希望日の1ヶ月前から早めに取ること。
  • パスポート用の写真は、それぞれの国のパスポートの規定に合わせて撮ってくれるところでお願いするのが良い。