アメリカの交通ルール「赤信号で右折は危険！？」

アメリカに来て、日本とアメリカの交通ルールの違いに戸惑う方は多いはずです。

その中でも一番驚くのが、【赤信号での右折】ではないでしょうか。

赤信号でも右折OK

アメリカでは、左から車が来ていなく、安全を確認できたら、赤信号でも右折をしてOKです。

初めてアメリカに来て、助手席でその状況を見た時、「信号無視をしている！！」とかなりの衝撃を受けたのを覚えています。

安全を確認できれば右折OK。左から車が来ていないのに、右折レーンで赤信号の間ずっと止まっていると、後ろの車からクラクションを鳴らされることもあります。

赤信号で右折をする場合も、必ず一度は止まることを忘れないでください。「赤は止まる！」は日本もアメリカも同じです。

左から来る車の確認ばかりに気を取られていて、横断歩道の歩行者に全く気が付いていない運転手も時々います。
左から車が来ていないから右折をしたところ、すでに信号が青に変わっていて、歩行者が道路を渡り始めていた！という状況になることもあります。
特に小さな子どもには、道路を渡る時の、右折してくる車の危険性を伝えてあげてください。
「ここに歩行者がいます！」と伝わるように、車の方を一度向いてから渡るように心がけています。

赤信号で右折が禁止されている時

赤信号で右折ができない場所には、「NO RIGHT TURN ON RED」と書かれています。
その場合は、信号が青に変わるまで右折禁止です。

＜制限がある場合もあります＞
・「NO RIGHT TURN ON RED FROM 7AM to 9AM」－赤信号で右折できない時間帯がある
・「RIGHT TURN ON RED FROM RIGHT LANE ONLY」－右折レーンが複数ある場合、一番右のレーンからのみ赤信号で右折ができる

右折専用レーンについて

右折専用レーンで、【Yield】という標識がある場合があります。
Yieldとは、【譲る】という意味で、今から合流する車線を走っている車に優先権があるので、進入する前に周囲の交通状況を確認し、安全を確かめてから進みましょう。

知っておきたい【スクールゾーン】

アメリカの交通ルールで、覚えておきたいことの一つに、【スクールゾーン】があります。

州や地域によって変わりますが、基本的なルールは以下の通りです。

制限速度の低下
登下校する時間帯に安全性を確保するために、学校を中心におよそ半径500mの道路で、制限速度が制限されます。
スクールバスの停止
スクールバスが停車し、ライトが点灯している場合、道路上の車は停車する必要があります。
通常STOPサインが出ています。決して追い越してはいけません。

スクールゾーン内での違反は、道路交通法違反になり、違反点数や反則金が課せられることがあります。