アメリカで電球が切れた!お店へ買いに行ったけれど、種類があり過ぎてよく分からない!と困ったことはありませんか?
サイズまでは分かったけれど、色味の違いが分からない!と悩まれた方もいるでしょう。
そんなあなたに、アメリカでの電球選びのコツをお伝えします。
- アメリカの電球の種類
- 電球の選び方
- 特性に合わせた電球の選び方
アメリカの照明
アメリカの部屋は、“暗い”とよく言われます。
なぜなのでしょうか。
欧米人は、目の色素が薄い人が多いので、照明がまぶしく感じやすいと言われています。
ですので、照明を必要最低限にしか使わなかったり、間接照明を使うことが多いです。
アメリカの一軒家やアパートでは、リビングや寝室の天井に、日本のような蛍光灯が付いていないことがよくあります。
スタンド照明や、ベッドの横に置くサイドランプの明かりだけに頼ることになるので、それがアメリカの部屋は”暗い!”と言われる原因の一つです。
アメリカの部屋を明るくするためには、どうしたら良いのか。
大事なのは、【電球選び】です!
アメリカでよく使われる電球の種類とその用途
標準電球(A19型)
丸みのあるクラシックな形状と、中型のE26口金(北米仕様)で知られる、最も一般的な電球タイプのひとつです。

用途:
リビング、ベッドルームの天井ライトやテーブルランプ、フロアランプに使用されます。
種類:
A19電球にはさまざまな種類があり、伝統的な白熱電球から、長寿命で省エネルギーなLED電球まで幅広く、明るさも800ルーメンからそれ以上のものが揃っています。また、用途に応じて白色、暖かみのあるオレンジ色、デイライトなど、多彩な色味を選ぶことができます。使用する場所や目的に合わせて、最適な電球を選びましょう。

例)ベッドのサイドテーブルに置いてあるランプには、暖かみのあるLED電球を使用しています。
ブランド:GE Light
商品名:GE relax LED Light Bulbs, Soft White, A19
電球のタイプ:A19、LED
ルーメン(光の明るさ):450 Lumens
ケルビン(光の色・色温度):2700 K

アメリカで電球を選ぶための確認ステップ
1.電球のサイズと口金のサイズを確認する

確認方法:
- 交換する電球があればそれを取り外して確認し、パッケージや刻印に記載されたサイズを探します(例: A19、E26 など)。
- 交換する電球がない場合は、電球ソケットや取り付ける場所の取扱説明書でサイズを確認します。
アメリカでは、E26が一般的な口金サイズですが、特殊なサイズ(E12、GU10 など)もあるので注意。
2.必要な明るさを確認する
白熱電球で明るさを表す「Watt ワット」に対して、LED電球は、「Lumen ルーメン」を明るさを表す単位として使います。
ルーメン数が多いほど、明るい光を放ちます。
参考値:
450ルーメン(約40W相当)
800ルーメン(約60W相当)
1100ルーメン(約75W相当)
使う場所によって、明るさを選びましょう。
リビングルームやキッチンは明るい方が良い(800-1600ルーメン)
寝室や廊下は控えめな明るさでOK(450-800ルーメン)
3.色味(色温度)を選ぶ

電球の色味は、ケルビンスケール(単位:K)と呼ばれる、光の暖かさや冷たさを表す、色温度で確認できます。
数字が低いほどオレンジ味が強く、高いほどクールな明るい色になります。
暖かみのあるオレンジ系(Soft White、2700-3000K): 寝室やリビングに適している。
中間の自然光(Warm/True White、3000-4000K): ダイニングやオフィスに向いている。
明るい白(Cool White/Daylight、4000-6500K): 作業用やキッチンに最適。
4.電球の種類を選ぶ(白熱電球 or LED)
環境への配慮や電気代を考えるとLEDが一般的におすすめです。
- 長寿命(10年以上持つことも)
- 消費電力が少なく、電気代を節約できる
- 初期コストが安い
- 寿命が短く、消費電力が高い
5.特殊な機能が必要か確認する(必要に応じて)

電球を使う場所に合わせて、電球の特性を選ぶことも大切です。
DIMMABLE
Dimmable(ディマブル)な電球とは、明るさを調整できる電球のことです。
調光スイッチがある照明に使うことができます。
OUTDOOR
Outdoorと書かれている、アウトドア用の電球は、防水加工がされていて、玄関やパティオ、庭に使われている照明に使うことができます。
DUSK TO DAWN
夕方に暗くなると自動的に点灯し、明け方に明るくなると自動的に消灯するという優れものの電球です。
アメリカの電球

種類
電球には、一般的に4つの主要な電球タイプがあります。
価格で選ぶのか、省エネで選ぶのか、明るさで選ぶのか、それぞれの電球の長所と短所を比較して、自分の目的にあった電球を選ぶようにしましょう。

【白熱電球】INCANDESCENT LIGHT BULBS
・白熱電球は、フィラメントと呼ばれるコイルが中にあり、それに電気を通すことにより光を発する
・白熱電球の光は、通常は暖かいオレンジ色や黄色に見える
・ハロゲン電球よりも寿命が短いが、安価である
【ハロゲン電球】HALOGEN BULBS
・ハロゲン電球は、白熱電球と発光の基本的な仕組みは同じだが、内部にハロゲンガスが使用されている
・ハロゲン電球は、白熱電球よりも長寿命
・明るくて自然な光を放つ
【コンパクト蛍光灯】CFL (Compact Fluorescent Lamp) BULBS
・コンパクト蛍光灯は、蛍光管内にアルゴンガスと水銀蒸気を封入されている
・エネルギー効率が高く、一般の白熱電球よりも省エネな光源 – 電気を節約できる
・明るく、さまざまな色の光を選ぶことができる
・水銀を含むため、割れた場合や廃棄時に注意が必要
【LEDライト】LED(Light Emitting Diode)BULBS
・LEDライトは、発光ダイオードと呼ばれる小さな半導体が発光することで光を放つ
・非常に省エネで、同じ明るさの光を発するために非常に少ない電力しか必要としない
・長寿命であり、通常は数万時間以上もの使用が可能
・色調を変更できるので、暖かい黄色からクールな白色まで幅広い色温度の選択肢がある
・水銀などの有害な物質が含まれておらず、リサイクルが比較的簡単 – 環境にやさしい光源
ブランド
アメリカの電球のブランドは、下記のものが有名です。
GE (General Electric)
Philips
Sylvania
Govee
FEIT electric
アメリカで電球を購入できる場所
店頭で探す場合、ホームセンター(例: Home Depot、Lowe’s)や量販店(例: Walmart、Target)に行けば豊富に揃っています。
オンラインで購入する場合、Amazonで「Light Bulbs」と検索すると、ウェブサイト左側にあるフィルターバーを使って、口金サイズ、明るさ(ルーメン)、色温度(K)、電球の種類(LEDや白熱電球など)などを選択できます。必要な条件に合った電球を簡単に絞り込むことができ、初めての購入でも安心です。

まとめ
アメリカで、目的に合った電球を選ぶために、電球の種類や違いを理解することが大切です。
- 口金のサイズを確認する
- 電球の形状を確認する
- 電球を使う場所にあった、明るさ、色味を選ぶ
- 電球の特性を理解して、活用する