アメリカで電球が切れた!お店へ買いに行ったけれど、種類があり過ぎてよく分からない!と困ったことはありませんか?
サイズまでは分かったけれど、色味の違いが分からない!と悩まれた方もいるでしょう。
そんなあなたに、アメリカでの電球選びのコツをお伝えします。
アメリカの照明
アメリカの部屋は、“暗い”とよく言われます。
なぜなのでしょうか。
欧米人は、目の色素が薄い人が多いので、照明がまぶしく感じやすいと言われています。
ですので、照明を必要最低限にしか使わなかったり、間接照明を使うことが多いです。
アメリカの一軒家やアパートでは、リビングや寝室の天井に、日本のような蛍光灯が付いていないことがよくあります。
スタンド照明や、ベッドの横に置くサイドランプの明かりだけに頼ることになるので、それがアメリカの部屋は”暗い!”と言われる原因の一つです。
アメリカの部屋を明るくするためには、どうしたら良いのか。
大事なのは、【電球選び】です!
アメリカの電球
種類
電球には、一般的に4つの主要な電球タイプがあります。
価格で選ぶのか、省エネで選ぶのか、明るさで選ぶのか、それぞれの電球の長所と短所を比較して、自分の目的にあった電球を選ぶようにしましょう。
【白熱電球】INCANDESCENT LIGHT BULBS
・白熱電球は、フィラメントと呼ばれるコイルが中にあり、それに電気を通すことにより光を発する
・白熱電球の光は、通常は暖かいオレンジ色や黄色に見える
・ハロゲン電球よりも寿命が短いが、安価である
【ハロゲン電球】HALOGEN BULBS
・ハロゲン電球は、白熱電球と発光の基本的な仕組みは同じだが、内部にハロゲンガスが使用されている
・ハロゲン電球は、白熱電球よりも長寿命
・明るくて自然な光を放つ
【コンパクト蛍光灯】CFL (Compact Fluorescent Lamp) BULBS
・コンパクト蛍光灯は、蛍光管内にアルゴンガスと水銀蒸気を封入されている
・エネルギー効率が高く、一般の白熱電球よりも省エネな光源 – 電気を節約できる
・明るく、さまざまな色の光を選ぶことができる
・水銀を含むため、割れた場合や廃棄時に注意が必要
【LEDライト】LED(Light Emitting Diode)BULBS
・LEDライトは、発光ダイオードと呼ばれる小さな半導体が発光することで光を放つ
・非常に省エネで、同じ明るさの光を発するために非常に少ない電力しか必要としない
・長寿命であり、通常は数万時間以上もの使用が可能
・色調を変更できるので、暖かい黄色からクールな白色まで幅広い色温度の選択肢がある
・水銀などの有害な物質が含まれておらず、リサイクルが比較的簡単 – 環境にやさしい光源
ブランド
アメリカの電球のブランドは、下記のものが有名です。
GE (General Electric)
Philips
Sylvania
Govee
FEIT electric
選び方のポイント
電球を選ぶ時、下記のポイントを押さえると、目的に合った電球を購入できるようになります。
口金
電球の口金とは、ソケットにまわしながら差し込む部分のことをさし、英語では、【Bulb Base バルブベース】と呼ばれます。
一般的な家庭用の電球は、「E26」の口金が使われており、口金の直径が26mmであることを示しています。
間違ったサイズの電球を買ってしまわないよう、必ずこの口金のサイズを確認しましょう。
電球の形状
電球の球状も、様々な種類があり、「A」から始まるスタンダードな形の他に、「C」、「G」、「T」から始まる主要な種類があります。
Aに続く数字は、電球の直径を8分の1インチにして示されています。
19 ÷ 8 = 2.4 インチ
明るさ【Lumen ルーメン】
白熱電球で明るさを表す「Watt ワット」に対して、LED電球は、「Lumen ルーメン」を明るさを表す単位として使います。
ルーメン数が多いほど、明るい光を放ちます。
明るい光が欲しいときは、ルーメンが高いLED電球を選びましょう!
色味
LEDライトには、いくつかの色味があります。使う場所、目的に応じて色味を選ぶと良いです。
リラックスしたい → 暖かい色 (2,700K~3,000K)
集中したい → 青みがかった明るい色 (3,500K~6,500K)
ケルビンスケール(単位:K)と呼ばれる、光の暖かさや冷たさを表す、色温度で色味を確認できます。
数字が低いほどオレンジ味が強く、高いほどクールな明るい色になります。
【電球色】SOFT WHITE & BRIGHT WHITE
【2700K-3000K】
・オレンジがかった、電球に似た暖かい色
・くつろぐ場所、リビングや寝室に最適
【温白色】TRUE WHITE
【3500K】
・暖かさと明るさを併せ持つ
・人をリラックスさせる効果がある
・寝室や廊下、階段に最適
【白色】COOL WHITE
【4000K】
・最も自然な色合いの光
・ある程度の明るさを必要とする場所におすすめ
・リビングやキッチン、洗面所に最適
【昼白色・昼光色】DAYLIGHT
【5000K】- 昼白色
・太陽の明るさに近い
・キッチン、洗面台や長時間滞在する空間に最適
【6500K】- 昼光色
・青みがかった最も明るい色
・オフィスや勉強部屋、集中力を高めたい空間に最適
特性
電球を使う場所に合わせて、電球の特性を選ぶことも大切です。
DIMMABLE
Dimmable(ディマブル)な電球とは、明るさを調整できる電球のことです。
調光スイッチがある照明に使うことができます。
OUTDOOR
Outdoorと書かれている、アウトドア用の電球は、防水加工がされていて、玄関やパティオ、庭に使われている照明に使うことができます。
DUSK TO DAWN
夕方に暗くなると自動的に点灯し、明け方に明るくなると自動的に消灯するという優れものの電球です。
まとめ
アメリカで、目的に合った電球を選ぶために、電球の種類や違いを理解することが大切です。
- 口金のサイズを確認する
- 電球の形状を確認する
- 電球を使う場所にあった、明るさ、色味を選ぶ
- 電球の特性を理解して、活用する