アメリカの眼科で初めてコンタクトレンズを購入する人のための【完全ガイド】

アメリカで、コンタクトレンズの在庫が切れそう！
コンタクトレンズの度が合わなくなってきたけど、どこで検査をしたら良いのか分からない！
アメリカで、コンタクトをどこで購入したらいいの！？保険は使えるの？

慣れない土地で、しかも英語でコンタクトレンズを探すのは、不安なことがたくさんあるのではないでしょうか。

この記事では、アメリカの眼科で眼科検診を受けて、コンタクトレンズを購入する方法についてお伝えします。

アメリカでコンタクトレンズを購入する流れ

アメリカでコンタクトレンズを購入するには、まず眼科検診を受けて処方箋をもらう必要があります。

大型スーパーのWalmartやTarget、Costsoでも検診をして処方箋をもらうことができますが、この記事では、眼科へ行って処方箋をもらう方法についてお伝えします。

1. 眼科を予約する

   加入している眼科保険(Vision Insurance)が適用される眼科を選ぶこと

2. 眼科検診を受ける
3. 処方箋を受け取り、眼科またはオンラインでコンタクトレンズを購入する

アメリカの眼科で使われる英単語

眼科を予約する時から、検診時まで、事前によく使われる英単語を知っていると、安心です。
眼科検診でよく使われる英単語を書きだしてみました。

検診でよく使われる英単語

• Eye Check Up/Eye Examination （アイチェックアップ）: 眼科検診 
• Visual Acuity (ビジュアルアキュイティ）：視力　eye sightともいいます。
• Retina (レティナ）：網膜
• Cornea (コーニア）：角膜
• Lens (レンズ）：水晶体
• Optometrist (オプトォメトリスト）：検眼士　視力検査や眼の健康を管理する専門家。
• Ophthalmologist (オフサァルマラージスト）：眼科医　眼の病気や手術を扱う医師。
• Glaucoma (グラコーマ）：緑内障　
• Cataract (キャタラクト）：白内障
• Dilation (ダイレーション）：瞳孔拡張 目薬を使って瞳孔を広げること。
• Prescription (プリスクリプション）：処方箋

検眼士も、眼科医も英語で言うのが難しいので、簡単にeye doctorと言っています。

予約の際に使えるフレーズ

• I would like to make an appointment for an eye exam, please.
• Hello, I would like to schedule an appointment with an eye doctor.
• （午前中を希望する時）
  I prefer a morning appointment, if possible.
• （予定変更をする時）
  I need to reschedule my eye appointment. Is there another available time?
• （キャンセルをする時）
  Unfortunately, I need to cancel my eye appointment.

アメリカの眼科保険

アメリカでの眼科保険は、多くの保険会社が提供しています。以下はその一部です。

• VSP Vision Care (ヴィーエスピービジョンケア)
  VSPは、アメリカで最大かつ広く利用されている眼科保険プロバイダーの一つです。VSPの保険を使える眼科がたくさんあります。
• UnitedHealthcare Vision (ユナイテッドヘルスケアビジョン)
  ユナイテッドヘルスケアは総合的な健康保険を提供していますが、その一環として眼科ケアも提供しています。
• EyeMed Vision Care (アイメッドビジョンケア)
  EyeMedは、大手保険会社の一つで、様々な視力補正手段や眼科サービスを提供しています。

眼科によって、適用される保険が異なります。予約を入れる際に、自分が入っている眼科保険を使えるかどうか、確認しておきましょう。

眼科保険　プランの例

眼科保険はいろいろプランがありますが、下記は、VSPが提供する標準的な眼科保険プランの典型的な例です。
サンプル情報ですので、最新の情報やプランの変更については、必ずVSPまたは特定のプロバイダーに確認してください。

【Copay（自己負担額）】
眼科検診：$10
処方箋：$25

【眼鏡の購入に使える額】
フレーム：$150まで保険がカバー。さらに、超過分に対して20%の割引。
レンズ：単焦点レンズ、二重焦点レンズ、および三重焦点レンズは、全額カバー。 ($25 のCopay有）子ども用のポリカーボネートレンズも全額カバー。他のレンズは、20%～25%オフ。
注意）保険によっては、眼鏡の購入は24ヶ月に１回と設定されているところがあります。

【コンタクトレンズの購入に使える額】
コンタクトレンズの検査と購入：$130まで保険がカバー。
コンタクトレンズの検査とフィッテイングは、眼科によって変動がありますが、$25～$80ぐらいかかります。
注意）眼鏡とコンタクトレンズの両方に保険は適用されません。いずれかになります。

アメリカの眼科検診と処方箋

眼科検診

眼科、検査内容によって異なることがありますが、アメリカの眼科検診の一般的な流れをお伝えします。

1. 視力検査
   視力チャートを使用して、視力の検査をします。
   日本のように、穴が開いてる方向を指すのではなく、英字や数字を読むのが一般的です。
   アメリカでは視力を分数で表します。具体的には、分子を「20」とし、20フィート（約6メートル）離れた指標が見えているかどうか判断します。
   20/20が日本の1.0にあたり、　20/40は0.5にあたります。
2. 矯正レンズの処方
   眼鏡、コンタクトレンズが必要な人には、矯正レンズの処方をします。
3. 眼圧測定
   緑内障のスクリーニングのために、眼圧測定を測定します。
4. 瞳孔検査
   目に明るい光線を照らし、瞳孔がどのように光に反応するかをチェックします。
5. 眼底検査
   瞳孔を拡張するための点眼薬を入れ、眼底や網膜の検査が行われます。
   （私が通っている眼科では、眼底検査は毎年ではなく、２年に１回行われます。）

眼底検査はコンタクトレンズを外して行うので、眼鏡を忘れずに持っていきましょう。
コンタクトレンズケースも持って行くと良いです。（眼科にもあるので、忘れてもOK）

コンタクトレンズの処方箋

コンタクトレンズの処方箋をお願いする際、どんなタイプのものを探しているかを聞かれます。
Dailyのものがいい？
Monthlyのものがいい？
好みのブランドがある？
自分が探している、求めているコンタクトレンズの詳細を伝えましょう。

コンタクトレンズの処方箋には、ブランド名が書かれていることがあります。
私が初めてアメリカでコンタクトレンズを購入した時には、眼科で選んだブランドのコンタクトレンズのサンプルをもらい、１週間ほど試しで付けてから再度簡単な検査を受けて、処方箋をもらうことができました。

選んだコンタクトレンズが、自分の目に合っているかどうかを、しっかり確認してもらいましょう。

処方箋の読み方

処方箋は、眼鏡用は通常２年、コンタクトレンズ用は通常１年の有効期限があり、処方箋が切れた場合は、再度眼科医の診察を受ける必要があります。

アメリカでコンタクトレンズを注文する方法

アメリカでコンタクトレンズは、さまざまな場所で購入することができます。

眼科のオフィスで購入すると、価格が高めなことが多いです。
私は、保険が適用される金額（２箱分）までを眼科で購入し、残りをオンラインで購入しています。

１．眼科のオフィス
処方箋をもらった眼科のオフィスでコンタクトレンズを購入できます。

２．オンライン
コンタクトレンズ専門のサイトで、オンラインで注文をできます。
処方箋のアップロードが必要です。
・1 800 Contacts
・Contact Lens King
・Contacts Direct
・LensDirect

３．大手小売店
Costco コストコ、Walmart ウォルマート、Target ターゲットなどの大手小売店で購入することもできます。
・Target Optical
・Walmart Contacts
・Costco

1800contactsでコンタクトレンズを購入する方法をステップごとにお伝えします。

1. 1800contactsのサイトへいく

   

2. 購入予定のコンタクトレンズのブランド・タイプを選択

   ① 「Contact lenses」をクリック
   または、
   ②　ブランドを選択（左のフィルター欄で、ブランド名以外にタイプ別で絞り込むこともできます）

   

   私はBiofinityを使っていますが、Biofinityで絞り込むと、何種類も出てきます。
   この中から、眼科で選んだタイプ「Biofinity」を選択します。

   

3. 注文箱数を確定

   

   左右１箱ずつで入力をすると、「Add 2 more boxes & get a $35 rebate.」とメッセージが出てきます。合計で４箱注文をし、指定のフォームを1800 contactsへ送ると、$35のプリペイドのビザカードが送られてきます。

4. 処方箋に書かれている度数、BC、DIAを入力

   下記のいずれかの方法で入力します。
   ①　処方箋をアップロード
   ②　度数をマニュアルで入力

   

5. アカウントを作成

   オーダーを始める前にアカウントを作成しておくのも良いです。

   

6. 眼科保険を使う場合、詳細を登録

   一度オーダー画面から出て、左上にある三本線をクリックし、「Vision Insurance」を選びます。
   名前、郵便番号、誕生日を入力して、検索。
   該当保険が出てこなかった場合、オーダーを確定後に「out-of-network form」を記入して、領収書と共に保険会社へ提出します。（保険を使った場合、リベートの特典を受け取ることができなくなります）

7. 発送方法を選択して、注文を確定。

処方箋をアップロードしなかった場合、眼科の情報（名前、市、州）を伝える必要があります。
1800contactsが眼科へ連絡をして、処方箋の確認をするようです。

処方箋をアップロードしなかった場合、眼科の情報（名前、市、州）を伝える必要があります。
1800contactsが眼科へ連絡をして、処方箋の確認をするようです。

コンタクト用品

コンタクトレンズの保存液や洗浄液は、Target、Walmart、Costcoなどで購入できます。
Amazonでも購入可能です。

【ソフト用】
ソフトコンタクトレンズ用の洗浄液や保存液には、様々なブランドと種類があります。
*Opti-Free
*Renu
*Complete
*Clear Care
*Acuvue

レンズの洗浄、すすぎ、消毒、保存を一つの製品で行える便利なタイプを、【Multi-Purpose Solutions】と呼びます。

【ハード用】
ハードコンタクトレンズは英語で「Rigid Gas Permeable lenses (RGP lenses)」または「Gas Permeable lenses (GP lenses)」と呼ばれます。
例えば、下記のボシュロムのMulti Action Solutionの箱には、「For Gas Permeable Contact Lenses」と書かれています。

アメリカでコンタクトレンズを購入する　まとめ

アメリカで初めてコンタクトレンズを購入するのは、いろいろ不安があると思います。
眼科を予約する段取り、検診のステップ、コンタクトレンズの注文方法などを事前に知っておくだけで、不安は減少されるはず。
この記事が、あなたのコンタクトレンズ選びのお役に立てたら幸いです。

• アメリカでコンタクトレンズを購入するには、処方箋が必要
• 眼科選びの際には、自分が入っている眼科保険が使えるかどうかを要確認
• コンタクトレンズは、眼科またはオンラインで購入可能

アメリカへ今から引越しをする予定がある方は、最低半年間は困らないぐらいのコンタクトレンズを日本で購入しておくと、安心ですね。