くす玉の絵文字

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スマートフォンの絵文字で、新年の挨拶や、お祝いの時によく使われる、【くす玉】の絵文字【🎊】。
日本人にはなじみのあるものですが、くす玉を割るという習慣がない人たちには、何を意味するのか分からないことがあるようです。

この絵文字は何の意味があるの?と聞かれ、絵文字を通して、日本とアメリカの文化の違いに改めて気が付きました。

くす玉とは

くす玉の意味を調べると、下記の2つの意味が出てきます。
現代では、2番のお祝い事で使われるのが主流です。

1.薬草や香草を袋に詰めて、その袋に造花などで飾り付けをし、五色の糸を垂らした飾り物のことを指し、長寿、無病息災の願いを込め、魔除けの縁起物として使用されてきた。「薬の玉=薬玉くすだま

2.球形になっている玉を半分に割り、その中に紙テープや紙吹雪を敷き詰め、くす玉が割れた時に、紙テープが垂れ下がる。記念式典や優勝祝いなどのお祝い事に使われる。「割り玉」とも言われる。

ピニャータ

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アメリカにも、くす玉によく似たものがあります。
それは、「ピニャータ (Piñata)」と呼ばれ、メキシコや南米でお祝い事に使われる、中にお菓子やおもちゃなどが詰められた、くす玉人形です。

アメリカでも、誕生日のお祝いで使われることが多く、星形や動物、時には人気キャラクターの形をしていて、子ども達に大人気です。

ピニャータを木や棒にくくり付け、それを目隠しをした参加者がバットや棒で順番に叩いて割り、子ども達は、落ちてきたお菓子やおもちゃを拾って楽しみます。

元々は、厄払いのために、ピニャータを割っていたと言われています。

くす玉を英語でどう説明する?

日本のくす玉を英語で説明するには、ピニャータとよく似ていると説明するのが、一番分かりやすいでしょう。

スマートフォンの、🎊の絵文字は、英語で「Confetti Ball」(コンフェッティボール)と呼ばれています。

「Confetti 」(コンフェッティ)とは、紙吹雪のこと。
紙吹雪が入っている球形のものなので、Confetti Ballと呼ぶのは、分かりやすいですね。

What is “Kusudama”?

“Kusudama” is similar to “Piñata” in US.

Kusudama are balls that split in half to release the confetti and streamers inside.

They can be used for graduation ceremonies, sports competitions, and many kind of events.

*streamers=吹き流し

ちなみに、Confetti Cakeと呼ばれる、レインボーカラーのカラースプレーが混ぜ込まれたケーキも、アメリカで人気です♪

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