10月といえば、ハロウィン🎃
アメリカでは、ハロウィンは一大イベントとして盛り上がります。
今回の記事では、アメリカのハロウィン文化を理解しながら、必要な情報や楽しみ方をご紹介します。
- トリック・オ・トリートの準備をどうするか
- トリック・オ・トリートで近所を回る際の注意点
- トリック・オ・トリートで行ってはいけない家
アメリカのハロウィンの歴史と文化
ハロウィンの起源
アメリカのハロウィンは、古代ケルト人に起源を持つ祭りが発展したものです。
亡くなった人々の魂がこの日に生者の世界に戻り、仮装を着たりカボチャのランタンを使ったりして、魔物や悪霊を追い払うと信じられています。日本のお盆と似ていますね。
なぜ仮装するの?
ハロウィンは亡くなった人々の魂が死後の世界から戻ってくると考えられています。
悪魔や魔女などの魂も戻ってくるため、それらと同じ格好に仮装して仲間だと思わせることにより、身を守りました。仮装は悪い霊から身を守るためのものなのです。
アメリカでは、学校や地域のイベントで仮装パレードや仮装コンテストが行われることがあります。
大人たちも仮装して参加することが多いです。
アメリカのハロウィンデコレーション
オレンジ、黒、紫、ハロウィンの季節がくると、お店がハロウィンカラーに染まっていきます。
楽しいハロウィンの雰囲気を盛り上げるために、玄関や家の中のデコレーションをするとワクワクしますね!
ハロウィンのための準備
アメリカでコスチューム探し
早ければ、8月頃にはお店にコスチュームが並び始め、9月にはハロウィンコスチューム専門店が開きます。
子ども用のコスチュームだけでなく、大人用のコスチュームもたくさんあります。
家族でテーマを決めてコスチュームを合わせ、家族でトリック・オア・トリートにまわるのも楽しいですね。
学校によっては、かぶりもの禁止、剣などの武器禁止など、コスチュームの決まりがあったりするので、気を付けましょう。
トリック・オア・トリートをするのは夜なので、日中より寒くなります。
コスチュームの下に着こめるものを用意すると良いです。
Jack O’ Lantern ジャック・オ・ランタン
ジャック・オ・ランタンは、悪霊を追い払うために飾られます。
ハロウィンの日、玄関に火を灯したジャック・オ・ランタンを飾っておくと、悪霊が家の中に入ってこられなくなるそうです。
本物のキャンドルを灯すのは火事の心配があります。
ジャック・オ・ランタン用のLEDライトが売られているので、活用しましょう。
(LED pumpkin lightで検索をするとたくさん出てきます)
ジャック・オ・ランタン用のパンプキンはグローサリーストア等のお店で買えますが、パンプキンパッチへ行って、自分好みのかぼちゃを見つけるのも良いでしょう。
小さい子ども向けの遊び場が用意されているところもあります。
トリック・オ・トリート用のお菓子を準備
住んでいる地域によって、トリック・オア・トリートに子ども達がたくさん来るところと、ほとんど来ないところと分かれます。
一軒家、アパート、住人の年齢層等によって、せっかくお菓子を用意したのに、トリック・オア・トリートに全然来なかったという話も聞きます。
私が住んでいるところは、子どもが多いので、コストコやターゲットで売られている大袋を2袋ほど用意します。
アメリカでトリック・オア・トリート
Trick or Treat!
Happy Halloween!
トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらするぞ!)、子ども達が一番楽しみにしているイベントです。
お菓子をもらいに来たら、“Happy Halloween! Here you go!“とお菓子を一つ、二つ渡しましょう。
ハロウィン当日
17時頃から子供たちはそわそわ。小さい子ども達が17時頃から早めにまわり始めることがありますが、暗くなる18時頃からトリック・オア・トリートにまわり始めることが多いです。
玄関の電気が消えている、暗い家はお菓子を配らないので、ピンポンを押さない、という暗黙の了解があります。
また、トリック・オア・トリートに来てほしくない場合は、玄関の電気を消しておきましょう。
20時頃までトリック・オア・トリートで外は賑やかです。20時半までには寒くなってくるのもあり、ほとんどの子ども達は帰ります。21時以降はトリック・オア・トリートはしないようにしましょう。
お菓子を配っている途中でお菓子が足りなくなれば、「もうないよ」とい合図のために、玄関の電気を消しましょう。
ドアに、“Sorry, no more candies.”と貼紙をするのも分かりやすくて良いです。
家族みんなでトリック・オア・トリートへ行くのでお菓子が配れない!という場合は、玄関にボウルや箱を置いて、お菓子を入れておくのもありです。
トリック・オア・トリートから帰ってきたら、必ずお菓子の確認をしましょう。袋が破れていないか、穴が開いていないかなど、一つずつ確認をします。
賞味期限切れのお菓子が混ざっていることが、たまにあります。
一つ一つ問題ないかどうか、確認をしましょう。
あると安心!
夜の暗い中で子ども達が歩くのは危険が伴います。親はもちろん付き添いますが、道が混んでいたりすると、一瞬見失って焦ることがあります。
道路を渡る際も暗いので特別注意が必要です。
親は懐中電灯を持参し、子ども達にはネックレスやブレスレットタイプのスティックライトを持たせておくと、子ども達の居場所を確認しやすくなり、安心です。
まとめ
アメリカのハロウィンは、家族で楽しめるイベントです。歴史や由来を学び、仮装やお菓子の楽しみ方を工夫して、特別な思い出を作りましょう。
このハロウィンの記事を通じて、楽しくハロウィンを過ごすお手伝いができれば幸いです。🎃